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8インチフロッピー





メインフレーム全盛時、小容量データの保管・移動用として
フロッピーが開発されました。

1971年IBMが開発し、「フレキシブル・ディスケット」・「ディスケット」(IBMの登録商標)で、一般には「フロッピーディスク」で、呼ばれました。

その後、5インチ、3.5インチとだんだん小さくなりました。




IBM Diskette 1  128Byte/SECTOR





1箱に 10枚入っています。





大きなラベル





IBM Diskette 2D  256 Byte/SECTOR





IBM Diskette 2Dの箱





IBM Diskette 2D  1024 Byte/SECTOR






フロッピーのフォーマットは
IBMの仕様「IBMフォーマット」が標準でしたが、
その後 CP/M, OS-9, MS-DOSとそれぞれ独自のフォーマットが出てきました。




【 フロッピーの種類 】

1S 片面単密度       約 70kB
1D 片面倍密度       約 140kB - 160kB
1DD 片面倍密度倍トラック  約 280KB - 320KB
2D 両面倍密度       約 320kB - 360kB
2DD 両面倍密度倍トラック  約 640kB - 720kB
2HD 両面高密度       約1MB - 1.2MB
2HC 両面高密度       1.21MB IBM PC/AT互換機
2ED 両面超高密度倍トラック 未フォーマット時 4.0MB





IBM標準フォーマット FDトラック情報一覧 (FD2-256)

TRK 0 表 1〜5SEC ---> 未使用
TRK 0 表 5SEC ---> エラーマップ
TRK 0 表 6SEC ---> 未使用

TRK 0 表 7SEC ---> ボリュームラベル
    ラベルID     (1-4):  VOL1
    ボリュームID  (5-10):  xxxxxx
    インジケータ   (72):   M
    コード長     (76):   1
    ラベルバージョン(80):   W

TRK 0 表 8SEC ---> ヘッダーラベル
     ラベル識別   (1-4):  HDR1
    拡張ラベル標識(5):    M
    データセット名 (6-13):  xxxxxxxx
    ブロック長    (23-27): 256
    BOE       (29-33): 01001
    EOE       (35-39): 74126
    EOD       (75-79): データによる

TRK 0 表 9〜26SEC ---> データセットラベル
TRK 0 裏 1〜26SEC ---> データセットラベル

TRK 1 〜 74 ---> データ領域
TRK 75 〜76 ---> 代替トラック




インデックスホール:  この穴を目印にしてセクタの開始位置を検出する仕組み





コレクションの8インチフロッピーをいくつか・・・ (未使用)





エンベロープも様々





3.5インチフロッピーとの比較  8インチは約20cm









小型機 IBM S/36, S/38, AS/400 で、プログラム・データの保管・移動は8インチFDでした。


S/38, AS/400では、RPG Vでプログラムを作成し
インターネットの無い時代なのでFDを持参して客先へ出向きます。




※RPGの名称から、ゲームを連想するかもしれませんが
 エンドユーザー向けの簡易言語です。 → Report Program Generator
サイクルの概念と標識の理解が必須です。
(小規模オフィスに於けるコンピュータの主な活用は、報告書)
 しかし RPGVから RDBを扱えるようになり本格的なプログラミングができました。





※S/38は、ビジネス用のリレーショナルデータベースを初めて搭載したコンピュータ
 S/38 → AS/400へ




IBM S/36 ・・・ 大きな箱です。





System/36 help menu





IBM S/38 コンソール

MAPICSを一部改造したのですが、ベースは相当古いもので
ひとつのプログラムが1〜2万ステップぐらい有り
先人の知恵を垣間見ることができました。

※部品展開のサブシステム部で、客先に合わせた部品登録プログラム
※MAPICS: IBMが開発した統合生産管理システム













IBM AS/400   AS: Auto System









サイン・オン画面

IBM端末で、緑・黄色の画面を見たことがあるでしょうか?

















IBM 5550シリーズ








8インチFDドライブは、まだ現役です。



紋紙(もんがみ)を読み取る機械が有り
内部は PC-8801、出力は8インチFDが組み込まれています。
紋紙を数百枚読み、8インチFDに出力されます。


紋紙(もんがみ)





細長いものが、紋紙の1枚









8インチフロッピーの読み込み(約1分)





フォーマット時のヘッド動作 NEC FD-1165A








PC-98関連機器



PC-9801BX2 PC-9801BX4





EPSON PC-486GR Super   PC-9801DX





8インチドライブ PC-9881n





PC-9801DA  他のPC 4台は PC-DOS Windows 98 Windows XP Windows 7













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